魂募集のウラガワ ~魂募集って、実際どんな感じなの?~
みなさんはvtuberモデルを販売する際どのような形で販売していますか?
ココナラやnizimaのような販売プットフォームでの販売と、X(Twitter)のようなSNSで”魂募集”という形で応募販売している方も多いと思います。
私は自前のwebサイト・SNSで依頼を受け付けている一方でこの魂募集をメインに活動を行っております。
モデル販売が初めての方、及び現在進行形でVtuberモデルを販売している方に向けて本記事では、
私が過去行ってきた魂募集に関してのデータや体験談(実績や販売方法、どれくらい応募が来たか等)を
紹介し、これから魂募集を考えている人の一助になればと思います。
※本記事は主観による経験談ベースの話がほとんどすが、参考程度に見ていただけますと幸いです。
以下は魂募集組のVtuberの方々で、今回はこのVtuberたちの当時の応募を振り返りながらご紹介していきたいと思います。
目次
CASE① 天宙れおん
このモデルは自分が初めて募集したモデルで、当時自分はモデル販売始めたてで実績が何もない状態でしたので、「とにかく1件でも実績を作る」を第一に考えてモデル制作をしていました。
実績が無いと依頼も中々来ませんので...
絶対に販売するを目標にしていたので、男女どちらの応募にも対応できるように「中性的な見た目」を意識しました。
かつ王道のかわいさ、キャッチーな見た目で魅力的なキャラクターになるようデザインしました。
結果的にはそれほどインプレッションが回るわけではありませんでしたが、応募は1件で現在のれおんくんにお迎えして頂くことができました。
その後、実は応募しようと思っていたとか、れおんくんを見て依頼をしたいと思った、と言ってご依頼して頂ける方もおり、
このアバターがきっかけで(かつ、れおんくん自身の活躍も相まって)その後の依頼に繋げることができました。
このれおんくんは、僕のモデラー人生においても貴重なアバターだったと今でも思っています。
CASE② クリーミィ千代子
このモデル、実はれおんくん以前にも魂募集をかけていて、お迎えが決まった魂募集含め計4回募集をしていました。
(過去ツイ遡るのも大分骨が折れるので覚えている限りですが¥11,201(いい匂い)で販売していたり、途中でデザイン修正したりなど試行錯誤していました)
このモデルに関しては僕の個人的な趣味・思想100%で出しており、見た目も相まってではあるもの中々募集が来ず、結構辛かったです。
最終的な決め手となったのは、僕が半ばヤケクソ気味で某Vtuberの配信に凸し、宣伝させて頂いたことが決め手でした。
リスナー属性も相まって応募ツイートは過去3回の応募と比べて大幅にインプレッションを伸ばし、この拡散をきっかけに最終的には4名の方から応募をいただくことができました。(あと単純に¥931という低価格かつ語呂合わせも一因だったかもしれません)
この応募で学んだことは属性の近いインフルエンサーに拡散して頂けるとかなり効果的ということでした。
当時は本当に滑ってるんじゃないかと思ってヒヤヒヤしていましたが、お墨付きを貰えたことで本当に救われました...。
CASE③ 侘美寂美ワサ美
懲りずにこのモデルも個人的な趣味・思想100%で制作し、応募をかけました。
クリーミィ千代子に続きこのモデルも比較的クセが強めで応募は中々来ないかなとは思ったので、この応募では施策として
「1いいね 100円 ・1RT 500円 で値引き」(¥70,000スタート)
とし、インプレッションも稼ぐ目的も含めて応募しました。
結果としては
76RT 92いいね で【¥22,800】となり、応募を1件頂くことができました。
年々Vtuberモデルは値上がり傾向かつ参入も多くなってきた印象があり、何とか安く提供できる落としどころはないかと考えた末に思いついた応募方法でした。安く提供する見返りとして認知を頂く、というところで落しどころとしました。
個人的にこの応募方法は気に入っているので、また別の機会にできればよいなと考えています。
その他応募(2024年12月現在)
以下2例は現在も魂募集中のモデルで、お迎えに至っていない魂募集モデルの紹介をします。
応募に至らない原因を自戒も含め赤裸々に紹介できればと思います。
●揚げ物ちゃん(仮)、畳かける、ザビエルちゃん(仮)の同時募集
3つモデルを一気に募集すれば単純計算3倍のインプレッションが見込めるのではないかと思い応募をかけました。
かつ、本応募では新たな試みとして4分割画像を使用した目立つツイートを行いました。
...結果としては見ての通り、大きな反響とはなりませんでした。反省点としては
・キャラに魅力が足りなかったか(もう自分で描いてるとそれもうまく判断できませんが)
・モデルのテーマがどれもニッチで、マッチする方の目に届かない
・価格
・3キャラ応募で、1人1人のキャラが薄くなってしまっている
といった具合で、複合的に要因があるかなと感じております。
時期を見て改めて募集をかけたり、nizima等のフォーマット販売に切り替えたりしています。
●おでこちゃん(仮)
個人趣味に走りすぎている自覚はあるためそれを抑えつつ、かつ新たな目立つ試み(←結局これをいつも考えてしまう)を取り入れたモデルで、汎用性が高く、幅広い層から応募して頂けるようなモデルを提案し、応募をかけました。
...結果としては前回の上記3人応募と同じくらいのインプレッションでした。反省点としては
・キャラに魅力が足りなかったか(シンプルすぎる?)
・価格が高い
前回の3人応募の時もそうだったのですが、拡散のほとんどは支えてくださっているフォロワーの方々でした(いつもありがとうございます...)
この2例ではキャラの見た目やコンセプトに賭けすぎる(いわゆる一発芸人的なやり方)側面があるため、広く応募を認知させるにはやはり
CASE②のようなインフルエンサーの助力が必要か、CASE③のような分かりやすくメリットのある施策
が必要なのかなと改めて思いました。
まとめ
自分は魂募集をメインに活動を行っていますが、魂募集のメリットは「自分の好きなようにキャラクターをデザインし、モデル制作できる」という点で、魂募集をする大体の人は自分の趣味趣向・アーティスティックな面を基にモデルを制作し、募集を行っているのではないでしょうか。ですがその自己満足が市場の需要とマッチするかは別の話で、いかにその間で落しどころを見つけることができるかが難しいところかと思います。ただそういったニッチな需要でも施策や工夫次第でお迎えしてくださる方は居る(身近なモデラーの方の中でも何人も見てきた)ので、同じような悩みを抱えているモデル制作者の一人として参考になればと思い、今回記事を書かせていただきました。
また、今回販売方法や施策を経験談ベースでまとめさせていただきはしましたが、何よりもフォロワーさんとの繋がりは本当に大切だと思います。どの応募を振り返ってみても配信で見知り合ったフォロワーさんやSNSで繋がっていただいているフォロワーさんは本当にありがたい存在だと思います。このVtuber界隈は良い意味で村社会のような雰囲気があると思うので、Vtuberの方々をはじめフォロワー(リスナー)さん含めてたくさんの方と交流をしておくと活動が豊かになると私は思います。
その他
・モデルの無償販売はいい話を聞かないので、やめたほうが良いと思います。(デビューしない・海外サイトで転売される等)。モデルを中々お迎えしてもらえず焦る気持ちはわかりますが、お金を絡ませないと無責任な人の手に渡ってしまう可能性が上がります。
・SNSのハッシュタグ#魂募集の他にも様々ハッシュタグありますが、現在のXでは3つ以上のハッシュタグ、または外部リンク、メンションをつけるとインプレッションが下がる仕様になっているようなので、ハッシュタグは2つ、応募リンクなど設ける場合はリプライに繋げておくことをお勧めします。